【ぶらり散歩道】ー東京篇ー 喧騒の中の上野東照宮

【大紀元日本12月15日】JR上野駅から歩いて5分、上野動物園の隣に上野東照宮がある。現在の社殿は、慶安4年(1651)、三代将軍家光が大規模に作り替えている。社殿の構造は、手前から拝殿、弊殿(石の間とも言う)、本殿から成り、その様式を権現造りと言っている。社殿は江戸時代初期の権現造りで、華麗荘厳で、金色堂とも呼ばれている。社殿は唐門、透塀とともに、国の重要文化財に指定されている。また、参道入口の石造明神鳥居、唐門前に並ぶ銅灯籠50基も国重文である。一見素通りしてしまいそうな、千社札がべたべた貼ってある門を入ると、両側に巨大な灯篭が並んでいる。この灯籠に描かれている渦巻状の模様は、「渦(うず)学」を著わした日本大学教授の小川明氏によると、水の流れを表現しているという。

 唐破風造り四脚門の唐門は、日本に一つしかない金箔の門である。扉には梅に亀甲の透かし彫り、門柱には左甚五郎作昇竜(右)降竜の高彫り、門の側面左右上部の松竹梅に錦鶏鳥の透かし彫りなどがあって、精巧で美しい。明治40年に国宝に指定されている。振り返ると、旧寛永寺の五重塔が見える。

 上野の山を降りて池之端仲通りに入ると、すぐ左手に創業安政6年(1856)の蕎麦屋「蓮玉庵」がある。この店の少し先に、創業から180年余を数える「池之端藪蕎麦」がある。同店は神田藪がのれんわけした第1号店で、神田藪、並木藪と並ぶ東京の藪蕎麦御三家の一つである。また、JR上野駅前の丸井脇には、明治25年(1892)創業の「上野藪そば」もあるので、そば好きにはこたえられないエリアである。

▶ 続きを読む
関連記事
恋煩いで半年も食べられなくなった女性。名医が見抜いたのは、体の病ではなく「考えすぎ」でした。心と胃腸をつなぐ中医学の知恵をご紹介
肌のくすみ、抜け毛、疲れやすさは「気血不足」のサインかもしれません。中医学の視点から、食事・睡眠・運動で内側の活力を整える方法を紹介します
森を歩いたり、緑を眺めたりすると、なぜか心が落ち着く――その感覚には、科学的な理由がありました。自然に触れることで脳のストレス回路や注意力に起こる変化とは?わずかな時間でも得られる意外な効果と、日常に取り入れる方法に迫ります。
ハーブは飾りではなく、栄養豊かな「食材」にもなります。ペルシャ料理に学ぶ、抗酸化物質とポリフェノールを毎日の食事で増やす工夫を紹介します
小さなランタナは、互いに争わず、それぞれの時に咲く。人と比べず、自分の色と出番を信じて生きることの美しさを見つめます