生死不明の中国人権派弁護士、兄が請願するのも押し返される

【大紀元日本3月3日】中国の人権弁護士・高智晟氏の兄・高智義さんは中国司法部に嘆願し、最高指導部に対して、健康状況を含む高智晟氏の情報の公開、家族との面会などを要求した。

高智義さんは今回の請願のため、陝西省楡林県から1000キロ離れた北京に駆けつけた。しかしどの部門も受け付けずに、最後に、警察当局に強制的に押し返された。

 高智晟氏は2006年8月15日、中国政府に逮捕された。同年12月、「国家政権転覆の罪」で懲役刑3年、執行猶予5年付きの判決を受けた。2009年2月、当局は同氏を自宅から強制連行した。2010年4月、国際圧力の中、当局は同氏を釈放した。その間、同氏はAP通信の取材を受けて、監禁中に受けた残虐の拷問の実態を明らかにした。その直後から再び行方不明になり、現在に至っている。その期間中に、高智義さんが3度北京に訪れ、警察当局に弟の所在を問い続けたが、回答を得られなかった。

▶ 続きを読む
関連記事
「手術は成功しました」 そう告げられた直後、生後5か月の赤ちゃんは命を落とした。中国で相次ぐ乳児手術死。説明されない経緯が、社会全体の不信を広げている。
AIおもちゃは本当に安心なのか。米国の調査で、子どもの発達や個人情報、さらには考え方への影響まで問題視された。クリスマス前に知っておきたい現実。
12月17日夕方、中国南京市で百度地図や高徳地図など主要ナビアプリが一斉に異常を起こし、配車や宅配が大混乱した。衛星信号の妨害が原因とされ、「中台企業家サミット」の厳重警備による電波干渉との見方が広がっている
日本の参議院議員・北村晴男氏は次のように述べた。日本や西側諸国では、肝臓や腎臓の移植は一般的だが、待機期間は通 […]
中国の人気ミルクティー「霸王茶姬」創業者の結婚式が話題。披露宴の乾杯は酒ではなく全員ミルクティー。二日酔いなし、宣伝効果抜群の結婚式に注目が集まった。