「陳光誠は中国に留まる」支援者語る 

【大紀元日本5月2日】自宅軟禁状態から脱出し、北京のアメリカ大使館に駆け込み、保護されていた陳光誠氏は現在、アメリカ大使館を離れた。また支援者の話によると、陳氏は中国に留まることを希望しているという。現在は北京市内の病院で手当てを受けている。

中国外交部の報道官・劉為民氏は2日の記者会見で「陳光誠氏は駐北京アメリカ大使館に6日間滞在した後、自らの意思でそこを離れた」と伝えた。

また同日、米紙ワシントン・ポストは米当局者の話として「陳氏は人道的な扱いを受けるという保証の元、米大使館を去った」と伝えた。その後、脱出の際に負った傷の手当をするため、北京市内の病院へ向かった。その際、米国大使ゲイリー・ロック氏と特別護衛が伴ったという。

また5月2日午後2時頃、陳光誠氏の活動に関心を持ち、同氏の救援活動を行っている王雪臻氏は自身のツイッターで、陳氏の対応についてアメリカと中国の会談が行われた次のようにコメントした。

「陳氏はアメリカの政治保護を求めず、中国に残る。また中米双方の緊急相談の結果、陳氏の意思を尊重し、陳氏及び家族の自由や権利を守り、陳氏の軟禁措置に関与した者の責任を追及するという」

また、陳氏を盲人学校の教師に就職させるという噂も流れている、と王氏は話している。

ブルームバーグ2日の報道によると、米当局者は1日、東アジア・太平洋担当であるキャンベル米国務次官補が、中国側と陳氏の対応について対談していると、政府関係者の話として伝えた。

クリントン米国務長官は先月30日、5月3日から北京で開かれる米中戦略経済対話の場で陳氏の件を協議する考えを明らかにした。クリントン氏は2日に北京入りしている。

 (翻訳編集・王知理)
関連記事
自然死はまあ大丈夫だが、それよりも悪いのは、中国の実験室で漏れ出たコロナで何百万人もの死者を出したことだ。さらに悪いことに、その費用はすべて自由世界の税金で賄われている。中国が新たな感染症災害を招くと確信。 アメリカは、中国製の次の「殺人鬼」の誕生に資金を提供したり、協力したりすべきではない。
豪州戦略政策研究所の最新報告によると、中国共産党(中共)は、世界で人気のアプリを介して、外国人ユーザーのデータを収集し、世界の情報環境に変革をもたらし、海外での宣伝活動の影響力を増しているという。
中国共産党は世界的に流行しているアプリを通じて外国人ユーザーのデータを集め、世界の情報エコシステムを変革し、海 […]
2024年4月30日、上海発香港行きの香港を拠点とする航空会社「キャセイパシフィック航空」CX341便は悪天候に遭遇し、2度も香港への着陸に失敗した。同便での恐怖体験について一部乗客は振り返っている。
4月29日、最高裁は億万長者の起業家、イーロン・マスク氏の米証券取引委員会(SEC)との合意に対する異議申し立てを却下した。この合意は、法的監視機関がマスク氏のソーシャルメディアへの投稿を審査することを需めるものだ。