陰陽のリズムに従った健康な生活

【大紀元日本5月18日】古代中国の医学文献によると、宇宙の万事万物は陰と陽の相互作用によって生まれ、バランスを保ちながら運行しています。人間の身体もひとつの宇宙であり、陰陽の運行リズムに従って生活することが健康の秘訣であると考えられていました。

 例えば、古代中国人は季節に従うことを重視しました。人間は、春夏に「陽」の気を養い、秋冬に「陰」の気を養うことで正気を増やし、邪気の侵入を防ぐことができます。また、人体を動かす原動力である「気」は、朝に上昇し始め、昼ごろにピークを迎え、午後は徐々に低下し、日没後は体内に収まり気門が完全に閉じてしまいます。従って、夜に活発的な活動を行ったり、身体を酷使したりすることは、陰陽のリズムに逆らい、健康に悪影響が出ると考えられています。長期にわたる深夜残業、夜遊びなどは、すべて身体の陰陽のバランスを崩す生活スタイルなのです。

 そのほか、飲酒も控えめにすることが重要です。なぜなら、飲酒は人間のエネルギーの源である「精気」を消費してしまうからです。過剰な快楽、過剰な感情変化、不規則な生活スタイルなどは精気を消費させるため、老化促進や身体の不調の原因となります。

▶ 続きを読む
関連記事
恐怖は心だけでなく、体にも影響を残すことがあります。頻尿、不眠、動悸と腎の関係を中医学の視点で解説します
食事抜き、睡眠不足、トイレの我慢。忙しい人が見逃しがちな過労のサインと、体を守るセルフケアを紹介します
近年は現代医学でも、腸内環境と皮膚の健康をつなぐ「腸皮膚軸」に注目が集まっています。シミを表面だけでなく、内側から見直す視点を紹介します
白露の頃は、冷たい食事だけで済ませないことが大切。おにぎり、味噌汁、オクラ小鉢で整えるコンビニ養生です
「病は口より入る」という言葉から、食と身体の向き合い方、そして他者への敬意や生き方の知恵を紐解くエッセイ。脾胃(ひい)をいたわる食のあり方を通じて、欲望と節制のバランスや真の豊かさを見つめ直します