百度、また敏感情報を解禁 法輪功問題解決の兆しか

【大紀元日本6月2日】大手検索エンジンの百度(バイドゥ)は5月30日、閲覧禁止となっている法輪功情報を次々と解禁した。専門家は、共産党上層部では法輪功問題を解決する糸口を探り、弾圧を率いる江沢民派と一線を画したい動きがあると分析した。

不法に逮捕された法輪功学習者の釈放を求め、300人が陳情書を提出した出来事、弾圧を主導した江沢民派メンバーへの訴訟事件、法輪功問題を報道してきたテレビ局のネット放送がいずれも、アクセス可能となった。

百度が問題情報を解禁するのはこれが初めてではない。重慶事件発生後、法輪功や六四天安門事件などのキーワードによる検索ができるようになった。

大紀元のコラムニスト・文昭氏は「弾圧に責任のない上層部メンバーは前指導部が残した負の遺産を清算したい思惑がある」と述べた。

(記者・呉涔渓、翻訳編集・余靜)
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