天国楽団、京都の祇園祭でパレード  

【大紀元日本7月19日】祇園祭で賑う京都で15日午後、日本および台湾の法輪功学習者約3百人が、パレード行進を行った。法輪功をアピールするとともに、今でも続く、中国当局による13年間の弾圧停止を呼びかけた。

パレードの隊列(劉洋/大紀元)

パレードは約3時間続いた。三条御池からスタート、八坂神社で折り返し、出発地点に戻った。先頭の天国楽団は台湾と日本現地の学習者で構成され、古代の服装を着用し、行進しながらの演奏だった。その後ろには、「法輪大法好」「迫害を停止せよ」などの横断幕を掲げた隊列が続き、仙女に扮した学習者らが通行人に折り紙で作られた蓮の花を配った。

楽団員の大半は台湾から来た人だと聞いたそば屋の女将さんは、「この素晴らしいものを与えてくださり、誠に何かのご縁です」と嬉しそうに話した。

最近、中国から来日したばかりの劉さん(女)は涙を流しながらパレードに参加していた。当局の迫害を受けていた彼女は、「国内の人々に今日のパレードを見せたかったです。半世紀以上ものあいだ、中国人は中共政権の共産党文化に洗脳され、人間の正常な考えを失ってしまいました。とてもかわいそうです。今日のパレードを見れば、法輪功に対する当局の宣伝は誹謗中傷だと分かるはずです」と語った。

沿道の多くの中国人観光客も驚いた。取材記者に対して、「非常に威風堂々だ」「法輪功のことを本当によく知らなかった」などと話し、これから客観的に法輪功を調べたいと語る人もいた。

パレード終了後、主催者の一人、澤弘義さんは感想を述べた。「かねてから祇園祭で天国楽団の演奏と行進ができたらと期待していました。今日、その願いがやっと実現できました。京都の人に法輪功の素晴らしさを伝えることができて、とても嬉しいです」。

14日から16日まで、大阪、神戸、東京でもパレードが行われた。

台湾人楽団員の一人は取材に対して、「東日本大震災で日本人が見せた高い自立心に非常に感動しました。このような民族は法輪功の『真・善・忍』の理念に共感できるはずと思い、非常にハードなスケジュールですが、迷わず参加を申し込みしました」と話した。

法輪功(ファルンゴン)とは、数千年の歴史を持つ中国伝統文化の一つで、心身を鍛錬する気功修煉法。1992年、社会に広く伝えだされてから、愛好者が1億人に達していたとされている。1999年7月、当時の江沢民・前国家主席はこれを政権への脅威と受け止め、独断で弾圧を命じた。法輪功の公式サイトは、13年間に及ぶ弾圧によって3500人以上が拷問などで死亡し、数十万人が投獄されていると発表している。

 (記者・肖蕾、翻訳編集・叶子)
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