密雲ダム付近に巨大なゴミ捨て場 北京市「水質に影響ない」

【大紀元日本2月25日】北京市の水源となっている密雲ダムの上流に巨大なゴミ捨て場が存在しているとラジオ・中国之声が25日の番組「新聞縦横」で伝えた。密雲ダムの水質への影響が懸念されているが、北京市は「問題ない」としている。

3000平方メートルに及ぶこのゴミ捨て場は3年前にすでにあったという。同ダムから6キロ離れたところに位置し、周辺10数村からのゴミが投棄されている。

また、ダムから2.5キロ離れたところに80平方メートルのゴミ捨て場がもう一つあり、雨の日にゴミがダムに流れていると住民らは証言する。

報道によると、ゴミ捨て場は分別されていない電池やガラス瓶、動物の死骸があふれている。夏になると、ハエが飛び交い、異臭が漂うなどと環境は劣悪である。

密雲ダムは北京市の東北郊外に位置し、同市が使用する水量のおよそ3分の2を供給している。

同ダムへの影響が懸念されるが、地元政府はゴミ捨て場の存在を認め、「北京市水環境検測センターが調査した結果、水質は安全で、安心して飲用できる」と問題ないことを強調した。

(翻訳編集・高遠)
関連記事
フランス海軍の副提督は、中国共産党がヨーロッパで展開する「ハニートラップ作戦」について警告した。映画のような巧妙な策略、魅力的な女性、エキゾチックなロマンス、そして軍の機密に通じる高級将校に絡む、スパイ映画を思わせるようなドラマが実際に起こっている。
アメリカは、中国の短編動画プラットフォームであるTikTokに対し、売却しなければ国内での使用を禁止するという歴史的な法案を成立させた。この動きは、国家安全保障と言論の自由という二つの重要な価値が衝突する象徴的な瞬間である。 「100年以上前から、外国資本の制限は米国の連邦通信政策の中核となっている」と、米国の法律専門家が述べている。
中国のゴールデンウイークの大型連休を控えるなか、同国の各地の大学が突然、「学生による『勝手な』な集団旅行(自転車やドライブ旅行も含む)」を厳しく禁じる」通達を出していたことがわかった。
元米国務長官マイク・ポンペオの中国政策上級顧問、シンクタンク、ハドソン研究所の中国分析センター所長である余茂春氏は、「中国共産党の最大の弱点は人権」とし、「米国が中国との関係で優位に立つためには、この点を狙わなければならない」と明らかにした。「人権問題は中国と米国の関係、さらに中国と他のすべての国の関係に大きな影響を与えるだろう」と強調した。
2024年4月27日、中国黒竜江省ハルビン市にある集合住宅ビルに長くて深い亀裂ができていることを示す動画が中国SNSで拡散され、物議を醸している。