1000倍拡大したスモッグ粒子 「息をするとむせる」

【大紀元日本3月31日】今月23日から、北京は深刻な大気汚染に見舞われている。27日、PM2.5の濃度は1立方メートル当たり400マイクログラムを超えた。あるネットユーザーはミニブログ(微博)で、1000倍に拡大されたスモッグ粒子の写真を投稿した。

投稿された写真では、スモッグ粒子がそれぞれ異なる形をしており、複合粒子や、生物由来の粒子、鉱物粒子などが含まれる。「どんなマスクも効かない。喉が痛くて息をするとむせる感じがする」との書き込みも寄せられている。

中国環境保護部は25日、昨年の大気汚染状況を発表し、全国主要74都市のうち、71都市が大気汚染基準を超過していることを明らかにした。北京・天津・河北エリアの大気汚染が特に深刻で、ワースト10都市のうち7都市を占めた。

元中国衛生部部長の陳竺氏は昨年12月、医学誌「ランセット」に寄せた論文で、中国では大気汚染が毎年35万~50万人を早死にさせていると指摘した。

スモッグ粒子、顕微鏡で1000倍拡大 (ネット写真)

(翻訳編集・王君宜)

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