香港抗議デモ飛火 国内支援者逮捕相次ぐ

【大紀元日本10月6日】香港の長官選挙制度民主化を求める大規模抗議デモを声援したことで、北京市では10月に入ってから、逮捕者が相次いでいる。

1日の夜、詩人の王蔵さんは外出先で警察に連行された。彼の妻が米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)に寄せた情報によると、当局は、SNSに投稿された、傘をさし、香港「雨傘運動」(同抗議デモ)への支持を隠喩した王さんの写真が逮捕の決め手だ、と説明した。

2日午後、抗議デモ支援のコンサートを開催しようとしたアーティスト、北京在住の崔広厦さんは、ドイツのDie Zeit紙中国支局の張淼・記者とともに、現場で警察に逮捕された。

関係者が大紀元に寄せた証言では、開演前から警察が現場を封鎖した。また、画家の朱雁光さんは同抗議デモを称える絵画を創作したことで拘束された。

中国の人権問題を扱う情報サイト「維権網」によると、北京市内の各種公共の場で抗議デモ支援のプラカードを掲げて写真を撮った市民およそ10人が相次ぎ、「社会秩序騒乱」の容疑で逮捕された。

中国政府は、同抗議デモに関して、国内SNSから情報を削除し、厳しい報道規制を行っている。「大規模抗議が国内に広がるのを何より恐れている」と各方面はみている。

(翻訳編集・叶子)
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