中共による臓器狩りの内幕

内情を知る者の暴露

デンマークに居住する楊光さんは、法輪功学習者臓器狩りの対象にされていることを知り、自分の人脈を使って探りを入れたところ、生死を共にした2人の友人から驚くような内幕を知った。公安部が掌握している資料だけで、50万人を超える法輪功学習者が臓器狩りにより死亡したという。

75歳の楊さんは1989年10月2日に船に乗って、中国から香港へ逃走した。友人から、楊さんがしばしば中国共産党の内幕を暴露する文章を発表したため、公安部はすでに楊さんを逮捕しようとしているので、早く逃げるように勧められたからである。それからすでに26年が経った。

楊さんが新唐人テレビ局に送った直筆の手紙の中で、その友人は公安部で仕事をしており、沿岸の某大都市の情報センターの責任者で、多くの情報源を持っていた。12年の新年、楊さんはその友人から新年のあいさつの電話をもらった時、ずっと関心を持っていた臓器狩りについて彼に尋ねた。

楊さんは、「公安部の友人は電話で私にこう言いました。自分が知っている一般的な病院の統計だけで、この十数年の間、臓器狩りにより非正常に死亡した法輪功学習者はすでに50万人を超えている、この50万人は一般の人民病院、市立医院など普通の病院であり、武装警察医院、軍医院と公安医院は含まれていない。なぜなら、武装警察医院と軍医院などの統計数字はさらに機密であり、公安部の人でさえ掌握していないからだ」と語った。

06年に楊さんは海外のメディアで、生きた法輪功学習者に対する中国共産党の臓器狩りの罪を訴える声を知った。良知に促され、彼は真相を探り出そうと決心した。文化大革命のとき、一緒に反革命分子とレッテルを貼られ、苦楽を共にしていた友人が医療業界に勤めていることを思い出した。その友人は楊さんの先生の息子でもあった。

さらに、楊さんは、「私には1人の同級生がいます。東北のある医科大学の副校長で、医療設備と手術設備の供給を担当し、西側から各種の臓器移植関連の設備を購入していました。彼がはっきりと知っているのは、彼が在住している都市の医科大学だけで、毎年少なくとも2千~3千件の臓器移植手術をしていたことです」

その友人は楊さんに、1999年以降もっぱら法輪功に対する鎮圧を仕事としてきた610弁公室が、彼らの病院にたくさんのドナーを提供した、と伝えた。

「その臓器の出所について、こうしたケースがあると同級生は言いました。名前がなく、番号がついているだけで、住所もなく、更に骨灰を受け取る人もいなかった。610弁公室も骨灰を受け取ることに同意しなかった。しかも手術の間と遺体を火葬炉に運んで火葬するとき、いずれも610弁公室のメンバーが現場で監視した。この種の臓器ドナーは基本的には法輪功学習者であり、法輪功学習者が臓器ドナーになった数はその病院の臓器移植手術の中、90%を占めていた。武装警察医院、軍医院と公安医院の臓器移植の事例は往々にして民用医院よりさらに多いのです」

楊さんとこの副校長間のやりとりは09年に中国共産党の国家安全局に気づかれ、その副校長は国家安全局に脅され、その後退職した。

今年6月、楊さんは海外の「法輪功迫害追及国際組織」の報告を見た。報告で算出された結果によると、およそ200万人の法輪功学習者が臓器狩りにより虐殺された。楊さんは、真相が明確になるのはまだ遥かに遠いが、更に多くの良知と正義感のある人士がともにこの件について探索し、暴露することを望んでいる。

(翻訳編集・李静)

 

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