薬用植物 ユリ

ユリ(百合)はユリ属の多年草で、園芸植物として多くの品種が植えられています。美しい花を観賞するだけでなく、一部品種の鱗茎(りんけい)は食用、薬用にもなります。

日本ではヤマユリ、コオニユリ、オニユリの鱗茎が、中国ではハカタユリ、イトハユリ、オニユリの鱗茎が食用として栽培されています。生の鱗茎はユリ根と呼ばれ、鱗茎を乾燥させたものは百合干と呼ばれます。百合干は水でもどして炒め物にしたり、すりおろしてスープにとろみをつけるために使用したり、澱粉の原料として用いられています。

薬になるのはオニユリ、ハカタユリなどの鱗茎を乾燥させたもので、生薬として用いる場合は「ユリ」ではなく「百合(びゃくごう)」と読みます。滋養強壮、利尿、鎮咳などに効果があり、保険適応の辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)という漢方にも配合されています。

▶ 続きを読む
関連記事
自分を許せない背景には、過去へのとらわれや強すぎる責任感が関係することがあります。責任を受け止めながら心を軽くする視点を紹介します。
突然の動悸や脈の乱れは、一時的なものだけでなく危険な不整脈の可能性もあります。受診の目安や発作時の対処法を医師が解説します。
春に悪化しやすい喘息、その原因は「炎症」にあった?最新研究が示す治療の変化と、発作を防ぐための生活の工夫をわかりやすく解説します。
鳥を見たり鳴き声に耳を澄ませたりすることは、不安や孤独感を和らげ、心を今に戻す助けになる可能性があります。気軽に始められる自然の癒やしです。
薬だけに頼らず、運動と生活習慣で進行にブレーキをかける——パーキンソン病と向き合う新しいアプローチをわかりやすく解説します。