大気汚染

スモッグで視界不良 ハルピンで韓国機が着陸断念

144人の乗客を乗せた韓国イースター航空機は11月10日、到着地である中国北部ハルビンがひどい大気汚染のために着陸できず、離陸地に引き返した。中国東北部では6日ごろから、重度のスモッグが発生しており、一部地域は視界が50メートルになるほどだという。

10日午後2時50分、韓国清州(チョンジュ)国際空港発ハルビン行きのイースター航空機ZE861便は予定通り離陸した。しかし、到着地である黒竜江省のハルビン太平国際空港はスモッグが発生しており、視界不良で着陸できず、同日午後9時40分に清州空港に帰着した。

搭乗客のほとんどが韓国から帰国する中国人旅行客だった。11日午後3時40分の便で再び帰路に就いた。

11月6日から中国東北部は、重度のスモッグに包まれ、ハルビンはPM2.5の濃度が500μg(マイクログラム)に達した。遼寧省瀋陽市は、一時PM2.5の濃度が1000μgを超えた。

(翻訳編集・山本アキ)

関連記事
[上海 22日 ロイター] - 2021年に世界保健機関(WHO)の大気質基準を満たした国はゼロだった。6475都市を対象とした調査の結果が22日公表された。 WHOは昨年大気中の微小粒子状物質「PM2.5」の許容濃度を変更し、1立方メートル当たり5マイクログラムとするよう指針を強化した。 ただ大気汚染の実態を監視するスイス企業IQAirによると、調査対象の都市のうちこの基準を満たしていたのは全体
「白血病」という病気があります。 半世紀前であれば、この病名には、当時の医療で完治がかなう希望的な響きはなく、むしろ「不治の病」として、小説や映画における主人公の「残された人生の時間」が描かれる題材にもされていました
イタリアでの新しい研究では、毎日の汚染物質濃度と院外心停止(OHCA)の発生率との間に密接な関係があることが判明しました。一酸化炭素、二酸化硫黄、ベンゼンなど汚染物質への短期暴露がOHCAのリスクを高める可能性があることを示しています。
米国のハーバード大学とボストン大学の最新共同研究は21日、中国当局が提示した大気汚染データと中国の米国大使館が観測したデータとの間に「統計上の大きな差がある」と指摘した。
米国務省は9月25日、中国が犯している11の環境破壊を詳述した報告書を発表した。報告によれば、中国は世界最大の温室効果ガスおよび海洋ゴミの排出国、そして世界最大の違法・無報告・無規制漁業の乱獲者、さらには世界最大の野生動物および木製品の密輸・消費国であると指摘した。