1600人の法輪功香港交流会で「爆弾」騒ぎ 会長「江沢民派の脅しの可能性」

香港のホテルで17日、「爆弾」騒ぎが起こり、当日ホテルの会場で開かれていた法輪功学習者による交流会が中止となった。

香港の繁華街にある香港龍堡国際ホテルで午前11時過ぎ、「爆弾を発見した」との通報を受けた警察と爆破物処理班、消防団がホテルを捜索した。このため、ホールで交流会を開いていた1600人以上の法輪功学習者を含むホテル利用者、スタッフが一時避難した。

警察の調べで、爆発物に見立てた「ニセ爆弾」であることが分かった。この騒ぎにより、法輪功の交流会は中止となった。香港法輪佛学会の簡鴻章会長は大紀元の取材に対し「このような形で交流会が中断されたことは大変残念」と述べた。

法輪功の交流会が開催される場所は、関係者以外には通知されていない。当日、交流会設置準備をしていた学習者によると、中国共産党政法委員会の背景をもつ「香港­青年関愛協会」(以下、青関会)のメンバーが大勢ホテルの前に集まり、スピーカーや横断幕を使い法輪功を誹謗中傷していたという。

これらの計画性から、簡鴻章会長は、爆弾騒ぎは「法輪功を迫害する江沢民派による脅し」の可能性を指摘した。

警察は、法輪功の交流会が開かれていたホールの近くの男子トイレで、紙に包まれた箱を発見。なかにはオイルガス缶5本とタイマーが入っていたが、起爆装置のない「偽爆弾」だったことが分かった。

(翻訳編集・山本アキ)

関連記事
韓国最大の太陽光発電メーカーであるハンファ・ソリューションズ傘下のQcellsは中国江蘇省啓東市にある工場を6月30日に永久閉鎖する。
中国のByteDance社は、法的な問題が解決されない場合、アメリカ市場でのTikTokの運営を停止する可能性 […]
米イエレン財務長官の最近の訪中は、新たな貿易戦争の予兆であるとする見方がある。イエレン氏は中国当局に対し、ダン […]
外務省が最新の「日本2024年版の外交青書」を発表した。中国との関係において「互恵的」であることを再確認しつつ、中国の軍事的脅威の増大に対する日本の懸念を強調した。
今から25年前の1999年4月25日、法輪功の学習者たちが中国共産党の政治的中枢「中南海」で陳情を行った。その現場に立ち会ったオーストラリアの法学者で元北京大学教師である袁紅冰氏はその時に受けた深い印象を語った。