血管年齢は、自分の健康状態を知る上で重要な指標。ストレスや食生活の乱れなどが原因で、血管年齢が実年齢より高くなっている人が増えています。血管の弾力が低下し、血管壁が狭くなると、動脈硬化を引き起こしやすくなります。すると、身体の老化が加速したり、心筋梗塞や脳卒中などの重大な疾患を招く危険性が高くなります。

動脈硬化は、食生活や運動不足などの生活習慣が原因で血管が狭くなり、血液の流れが滞ることで生じます。5つの食材を上手に取り入れて、動脈硬化になるリスクを防ぎましょう。

 1.クルミ

クルミのα- リノレン酸が人体に入ると、DHAとEPAに変化するため、血液中の中性脂肪とコレステロールを低下させ、血管の老化を防ぎます。また、クルミに含まれる抗酸化物質と多価不飽和脂肪酸は、血液の老廃物を取り除く作用があります。

 2.チョコレート

『米国臨床栄養学雑誌』によると、ビターなブラックチョコレートに含まれる豊富なフラボノイドは血管を拡張させるほか、弾力性を高める作用があります。適切に摂ることで血圧を改善し、心筋梗塞などのリスクを軽減します。

3.ブロッコリー

(荘宜真/大紀元)

 

ブロッコリーには葉酸、カリウム、クロム、スルフォラファンが含まれています。葉酸は動脈を硬化させる物質のホモシステインを分解します。カリウムは高血圧を予防し、クロムは血糖や血液の中性脂肪を低下させる作用があります。スルフォラファンには、すぐれた抗酸化と解毒作用があることが分かっています。

 4.オリーブオイル

(大紀元資料室)

 

オリーブオイルを摂取すると、血液の流れが改善されます。オリーブオイルの主要成分のオレイン酸は血管を浄化し、動脈硬化予防の効果があることが分かっています。オリーブオイルは、高血圧、心臓病などにも効果があると言われています。

5.豆腐

豆腐の原料の大豆には、血管の老化を防ぐペプチドが豊富に含まれています。また、豆腐の大豆レシチンは血管内部にあるコレステロールや老廃物を溶かし、動脈硬化を防ぐ効果が期待できます。

(翻訳編集・張哲)