人権派弁護士は見た
「中国市民は心から共産党にノー」入院中の人権弁護士、民の声を聞く(1)
中国の著名な人権派弁護士で、上海当局から監視されている鄭恩寵氏は、入院中の出来事について大紀元に明かした。鄭氏によると、病院で出会った市民は、共産党政権と江沢民に対して否定的だという。また、共産党政権が「社会を不安定にさせる」との理由であらゆる事件や事故の詳細を隠したとしても、市民はインターネットで知ることができ、「一般人は無知ではない」と述べた。
鄭氏は5月3日から約1カ月間、疾病のため入院した。毎日、上海当局からの私服警官十数人が鄭氏を監視した。そのため、医師や看護師、患者や家族は、鄭氏のことを、大勢の「取り巻き」に囲まれた政府高官だと勘違いしていた。しかし、なぜ高官が一般病棟にいるのか―。鄭氏は病院で、注目を集める存在となる。
鄭氏の周囲は、院内で態度の粗暴な私服警官らを煙たがっていた。毎日、男たちに囲まれる鄭氏に興味を抱いた医師は「あなたは一体何者なのか?」とたずねた。鄭氏は、インターネットで自らの名前を検索してほしいと伝えた。鄭氏の人権活動を知った医者や看護婦、清掃員、炊事係の人たちの鄭氏を見る目が変わったという。
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