16年9月13日、法輪功学習者、周向陽氏と李珊珊氏を被告とする裁判が、天津市東麗裁判所で開廷。弁護団の一人である余文生弁護士(向かって左から3番目)(大紀元)
北京の余文生弁護士

人権派弁護士の壮絶な獄中体験 死線を超えてたどり着いた境地(2)​

この記事は、人権派弁護士の壮絶な獄中体験 死線を超えてたどり着いた境地(1)​のつづきです。

警察から尋問を受ける余氏は、弁護士依頼をしないなどの虚偽の声明文への署名を強制された。「早期釈放のため」と妥協して署名をした。さらに「ほかの人のこと(余氏の同僚や知人の不穏な言動)を告発しろ」と迫られた。

これを拒否したが、警察は「誰かが罪を犯したと『嘘』を告発しろ」と言った。余氏は拒否した。これは道徳の「最低ライン」だと感じていた。

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7月19日、習近平国家主席は寧夏治自区銀川市の寺院で、宗教問題に対する見解を再度表明した。また時を同じくして、法輪功発祥の地である吉林省長春市で共産党中央政法委の会議が開かれ、冤罪や誤審判決の見直しが検討された。このことから、習近平政権の中国当局が宗教に対する弾圧政策を転換するのではとの憶測を呼んでいる。
 中国共産党中央弁公庁の最新の機密文書によると、党の各部署は、法輪功学習者やその家族に対する不当な扱いから「脱却」するよう求められたことが明らかになった。ただし、そのためには学習者が法輪功を信じることを止めなければならないとも記されている。