人物

「影のドン」曽慶紅 江沢民の腹心として登り詰めた人(2)

曽慶紅は20年で、地方の副局長から国家副主席へと異例の出世を遂げた。

89年から93年にかけて、曽は中央弁公庁副主任を務め、93年から99年には中弁主任に出世。中央弁公庁は中南海の党・政府高官の日常生活、仕事環境、安全警備等を全般的に管理する機関であり、その主任は中央指導者の最も信頼する人物が任命され、「大内総管」とも言われる。

99年から02年には中央書記処書記、中央組織部部長に任命され、人事権を掌握した。02年には政治局常委になり、権力の中枢に加わった。03年には国家副主席に就任するとともに中央香港マカオチームの責任者も兼任し、香港地域の実質のトップになった。

▶ 続きを読む
関連記事
ワクチンに反対しておらず、安全性を高めたり、成分や副作用をしっかり調べることを呼びかけマッカーシーさんは反ワクチン派と呼ばれ、攻撃を受けた。しかし米CDCの調査により彼女の主張が正しかったことがわかった。
昭恵夫人が公判で語った吉田松陰の言葉を軸に、安倍晋三元首相の「志」を読み解く。悲しみを超え、拉致問題解決への意志や「公」の精神を次世代へ繋ぐ。私的な感情から公の再生へと向かう時代のうねりを考察する
高市総理は臨時国会閉会後の会見で、松下幸之助の教え「素志貫徹」を引用し、困難を乗り越える決意を表明。物価高対策や補正予算、防衛強化、危機管理投資を推進し、国民生活を守る姿勢を示し、中国との対話も継続する方針を強調
中国共産党が日本に本当に求めている事とは、さらなる謝罪ではない。ほぼ1世紀後になって、日本の選挙で選ばれた指導者が、地面にひれ伏すほどの屈辱を受け、中国共産党の独裁的要求に従う姿を見せることだ
空母「遼寧」の宮古海峡通過後、中共軍のJ-15戦闘機が航空自衛隊のF-15を沖縄南東空域で2度レーダーロックオ […]