カタール断交から過激派組織まで
一帯一路の落とし穴 中東リスク、非効率な中国の投資
中国当局は中東地域について、「シルクロード経済ベルト(一帯)」と「21世紀海上シルクロート(一路)」の合流点で、一帯一路構想を推進する上で重要な戦略的意義を持つと表現した。
現在、中国が使う石油のうちの6割は輸入したもので、そのほとんどは中東地域からのものだ。したがって、中国当局としては一日も早く中東からの原油供給源を確保する思惑がある。中東諸国との貿易関係拡大は中国当局にとって、大きな戦略的な意義を持つ。
いっぽう、経済構造の面で原油輸出に依存している中東諸国は、より多くの雇用機会を創出し、失業や貧困問題を解決していくのに、一帯一路構想が必要だと考えている。
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