秘伝の治療法

水薬を塗ると歯がポロリ 無痛の抜歯=インド

インド北方都市のジャンムーに、抜歯に使う神秘の水薬をもつ家族がいる。この水薬を使えば、抜歯にかかる所要時間はたったの1分。出血もなく、低コストで、短時間。素晴らしいのは、痛みもほとんどないことだ。くわえて医療機器も、大型な設備も、麻酔もいらない。

水薬を使っているのはラタン・シン(Rattan Singh)さん。シンさんの話によれば、この薬は100年前に彼の祖父が作り、その後、シンさんの父親からシンさんの4兄弟へと伝わった。強い匂いがする透明な可燃性のある液体で、今となっては作り方は不明である。まだ1リットルほど残っているということだ。

 抜歯をする際は、病んだ歯の周りにこの水薬を塗り、少しのあいだ待つだけ。1分後、患部を揺すると歯がぽろりと落ち、痛みも出血もない。

 この抜歯には、水薬以外は道具も時間も要らず、コストがほとんどかからない。そのためシンさんは、抜歯1本につきわずか120ルピー(約200円)しか受け取らない。歯科医院で抜歯した場合、通常20倍の費用が必要だ。

 施術料があまりにも安価なため、シンさんは抜歯の収入だけでは家族を養うことができず、小さな電気店を営んでいる。彼は「私は父親から、人から余計なお金をとってはいけないと教えられました。患者にこれ以上の請求はできません。しかし、抜歯の仕事だけでは食べていけないから、兼業で生活しているのです」と話した。

 シンさんの兄弟の中には普通の歯科医もいて、シンさん以外はみな、この伝統的な抜歯法を用いていない。シンさんの子供も、水薬に興味は無いそうだ。シンさん自身も水薬を放棄したいと考えており、秘伝の抜歯法は近い将来無くなってしまうかもしれない。

 (翻訳編集・雅博)
関連記事
イリノイ州に住む4人の子どもを持つ母親は、家計のやりくりをマスターし、たった1人の収入で6人家族を養っています。エイブリー・ファレルさん(26歳)と運送業に従事する夫のエリック・ファレルさん(30歳)は、伝統的な子育て方法を取り入れるグループの一員で、彼らのライフスタイルの中心は、経済的な慎重さと厳格な予算管理です。ファレルさんは、「ゼロベース」の予算を作ることは、副収入を得るのとほとんど同じ効果があると考えています。
クラシック音楽をよく聴くことは、灰白質の増加に繋がります。
バイオリンを奏で始めたとき、認知症の女性は口を動かし、まるで私の演奏を聴いてリズムに合わせようとしているかのように、目が輝いた。
フア・ムーラン(花木蘭)は、高齢の父親に代わって男装して戦場に挑んだ女性で、人気のある中国伝説のヒロインです。古代中国では、『木蘭詞』として記録されています。
焼き魚や豚の角煮などを作る際に火加減を調整するのを忘れると、うっかり鍋を焦がしてしまうことがあります。軽い場合は一部が焦げ、重い場合は鍋底全体に固くて厚い黒い汚れが付着します。