韓国、平昌冬季五輪の治安対策強化へ、北朝鮮との緊張高まり受け

[ソウル 28日 ロイター] – 韓国は北朝鮮との緊張が高まる中、2018年平昌冬季五輪の治安確保に向けた追加措置を取る方針だ。複数の当局者の話や資料でロイターが確認した。

来年2月に冬季五輪が開催される平昌は北朝鮮との国境から80キロしか離れていない。

韓国国防省は冬季五輪会場に約5000人の武装した兵員を配備する。これは日本と共催した2002年サッカー・ワールドカップ(W杯)期間中に任務に就いた兵員2400人の2倍となる。

平昌冬季五輪の大会組織委員会はまた、北朝鮮によるハッキング攻撃に備え、民間のサイバーセキュリティー会社の選定作業を進めている。

同委員会は民間警備会社と契約する方針で、ロイターが確認した資料によると、大会期間中に毎日X線検査を実施するために約500人を動員できる会社を条件としている。

資料によればセキュリティー検査対策に200億ウォン(1760万ドル)、サイバーセキュリティー対策に追加で13億ウォンを割り当てている。

大会組織委員会の広報担当者はロイターに対し、韓国の情報機関である国家情報院(NIS)の当局者が治安対策を担当しており、政府のテロ対策センターと協力していると明らかにした。

関連記事
ウクライナ保安庁(SBU)は7日、ゼレンスキー大統領と複数の高官を対象としたロシアの暗殺計画に関与したとして、国家反逆などの容疑でウクライナ国家警備局の大佐2人を拘束したと発表した。
中華民国の新政権就任式に向け、台湾日本関係協会の陳志任副秘書長は7日、外交部の定例記者会見で、20日に行われる頼清徳次期総統の就任式に、現時点では各党・会派から37名の日本国会議員が37人が出席する予定だと発表した。過去最多の人数について「日本側は新政権をとても重視している」と歓迎の意を示した。
5月6日、米国ホワイトハウスは、ロシアによる法輪功学習者の逮捕に対して、再び声を上げ、中共とロシアの関係の強化に懸念を表明した。 中国での法輪功学習者に対する迫害は、生きたままの臓器収奪を含めてすでに有名だが、先週、ロシア警察が突然4名の法輪功学習者を逮捕し、その中の46歳のナタリア・ミネンコワさんが2ヶ月間の拘留を受けたことが判明した。
ゴールデンウィーク中に外国人労働者の受け入れ拡大に向けた法改正の審議が進む。識者は「実質移民解禁ではないか」と危惧する。こうしたなか、いわゆる移民政策推進に一石を投じるオンライン署名が行われている。半年間で7500筆もの署名を集め、コメントも2300件を上回る。
現在、法廷はトランプ前大統領に対し、4月15日にニューヨークで始まった刑事裁判について沈黙しろと命じた。これに対して一部の弁護士は、この命令が違憲であり、言論の自由の侵害であるとしている。