原油先物は続落、供給過剰懸念が根強い

[東京 3日 ロイター] – 3日のアジア市場で、原油相場が続落。世界の過剰供給は想定ほど早期に解消されないのではないかとの懸念が広がっている。

イラクは2日、南部油田からの9月の輸出がわずかに増加したと発表。ロイターの先の調査では、石油輸出国機構(OPEC)の9月産油量は前月から日量5万バレル増え、同3286万バレルとなった。

米WTI原油先物11月限は2日に1.09ドル(2.1%)安で引けた後、3日0041GMT(日本時間午前9時41分)時点で0.15ドル(0.3%)安の1バレル=50.43ドル。

WTIは第3・四半期に約12%上昇し、四半期としては2016年第2・四半期以来の大幅上昇を見せた。ただ、9月28日に付けた6カ月ぶり高値から5%程度下落した。

北海ブレント先物12月限は0.18ドル(0.3%)安の55.94ドル。前日は0.67ドル(1.2%)下落していた。

ブレント先物は第3・四半期に約20%上昇し、2004年第3・四半期以来の大幅上昇となった。現在は、前週高値の59.49ドルから約6%下落している。

原油価格は前週、イラクのクルド人自治区で行われた住民投票で独立支持派が多数を占めたことを受け、トルコがクルド人自治区から同国に通じるパイプラインの原油輸送を停止すると警告したことで上昇していた。

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