キューバ外交官15人の退去、トランプ政権が要請

[ワシントン/ハバナ 3日 ロイター] – トランプ米政権は3日、在米キューバ大使館の外交官15人の国外退去を要請した。国務省当局者によると、要請はキューバのホセ・ラモン・カバナス駐米大使に伝えられた。該当する外交官は7日以内に退去する必要がある。

米国務省は前月29日、キューバ駐在の米外交官らが聴覚障害などを訴えた問題を受け、在キューバ大使館員の半数以上を削減する方針を表明していた。

ティラーソン国務長官は声明で、健康被害をもたらした不可思議な「攻撃」から在キューバの米国人を守るためにキューバ政府が「適切な対応策を取らなかった」ために今回の措置に踏み切ったと説明。

ただ、米政府はキューバとの外交関係は維持すると表明。米大使館員の健康被害につながった問題の究明にキューバ政府と今後も協力していくとの意向を示した。

健康被害を訴えている米大使館員の数は22人に増加している。

キューバのロドリゲス外相は同日、米国の措置を「不当だ」と記者会見で非難した。

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