米大統領、ケリー首席補佐官の側近を国土安全保障長官に指名

[ワシントン 11日 ロイター] – トランプ米大統領は、ジョン・ケリー大統領首席補佐官の側近であるカーステン・ニールセン次席補佐官を国土安全保障長官に指名した。ホワイトハウスが11日発表した。

上院で指名が承認されれば、ニールセン氏は米国の国境や空港の警備、移民政策、難民申請、災害対応などを管轄し、24万人を超える職員を抱える国土安全保障省の長として指揮を執ることになる。

ニールセン氏(45)はサイバーセキュリティーの専門家で、国土安全保障分野でのキャリアが長い。ケリー氏の国土安全保障長官時代にも同氏の首席補佐官を務めた経歴を持ち、ケリー氏が大統領首席補佐官に就任した際にホワイトハウスに異動した。

ケリー氏の長官退任後はデューク副長官が長官を代行していた。

ニールセン氏は、大統領に接触できる人物を制限するケリー氏の命令を厳格に実行していたことから、接触を制限された一部のホワイトハウス当局者から反感を買っていた。

ニールセン氏を国土安全保障長官に据えることで、トランプ大統領とケリー氏は同省へのにらみを利かせ続けることができそうだ。

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