ベネズエラ知事選、与党が大勝 野党は不正の可能性指摘

[カラカス 15日 ロイター] – ベネズエラで15日、23州の知事選が行われ、公式結果によると、マドゥロ大統領が率いる与党・統一社会党の候補が17州で勝利した。ただ野党側は不正があった疑いがあると指摘している。

選挙管理当局は、統一社会党が人口の多いミランダ州を含む17州を、野党連合が5州をそれぞれ押さえたと発表した。1州を除いては結果が変更する可能性はないとした。

野党指導者らは選挙結果発表の直前、政府寄りの選管当局が疑わしい結果を発表する予定だと述べていた。

与党はこれまで23州のうち20州を押さえていたが、有権者は経済危機を受けた食料不足などに不満を感じており、世論論調査では野党連合の優勢が示されていた。

ベネズエラでは今年に入り、反政府デモに関連して125人が死亡。今回の選挙結果を受けて混乱が一段と拡大する公算が強まった。

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