独立宣言は撤回せず カタルーニャ州、中央政府の要求拒否

[バルセロナ 17日 ロイター] – スペイン中央政府がカタルーニャ自治州政府に対し、19日までに独立宣言を撤回するよう要求するなか、カタルーニャ州政府は撤回する考えはないと表明した。

州政府の報道官は「(期限である)19日に(従来と)なにか異なることを表明するつもりはない」と言明した。

中央政府は、カタルーニャ州が19日午前10時(日本時間午後5時)まで独立宣言を撤回しない場合、同州の自治を停止し、直接統治すると警告している。

首都マドリードの裁判所が16日、カタルーニャ州の独立運動を主導してきた2団体の代表者の身柄拘束を命じたことを受け、バルセロナ市中心部では、数万人の人々が抗議デモを行った。ただ、大きな混乱はなく、現地時間午後9時頃にデモは終わった。

カタルーニャ州と中央政府の対立で経営に影響が出ることを懸念し、大手銀行2行を含め州外へ移転する企業が増えている。

独フォルクスワーゲン(VW)は17日、カタルーニャ州にある子会社セアトが、予定していた新車名の発表を遅らせることを決定したと明らかにした。

*内容を追加します。

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