原油先物が上昇、米市場の需給逼迫やOPEC減産延長見通しで

[シンガポール 19日 ロイター] – アジア時間19日午前の取引で、原油先物は上昇。石油輸出国機構(OPEC)加盟国・非加盟国による協調減産や中東情勢の緊迫化のほか、ハリケーンの影響による米国内の原油生産の減少が相場を支えている。

0029GMT(日本時間午前9時29分)時点で北海ブレント原油先物は1バレル=58.25ドルと、前日清算値を0.10ドル、0.2%上回る水準。

米原油先物は0.07ドル(0.1%)高の52.11ドル。

米エネルギー情報局(EIA)の週報によると、13日までの1週間の米原油在庫は前週比570万バレル減の4億5649万バレルとなった。

原油生産は日量840万バレルと、前週から11%減少し、2014年6月以来の低水準だった。ハリケーン「ネイト」の影響で多数の石油掘削リグが稼動を停止したことが理由。

中東を巡ってはイラク中央政府とクルド自治政府の軍事衝突や米国が対イラン制裁を再発動する可能性について懸念がある。これに加え、OPECが来年3月に期限を迎える減産合意を延長する見通しであることから、アナリストらは需給がさらに逼迫(ひっぱく)すると予想している。

関連記事
自然死はまあ大丈夫だが、それよりも悪いのは、中国の実験室で漏れ出たコロナで何百万人もの死者を出したことだ。さらに悪いことに、その費用はすべて自由世界の税金で賄われている。中国が新たな感染症災害を招くと確信。 アメリカは、中国製の次の「殺人鬼」の誕生に資金を提供したり、協力したりすべきではない。
豪州戦略政策研究所の最新報告によると、中国共産党(中共)は、世界で人気のアプリを介して、外国人ユーザーのデータを収集し、世界の情報環境に変革をもたらし、海外での宣伝活動の影響力を増しているという。
中国共産党は世界的に流行しているアプリを通じて外国人ユーザーのデータを集め、世界の情報エコシステムを変革し、海 […]
2024年4月30日、上海発香港行きの香港を拠点とする航空会社「キャセイパシフィック航空」CX341便は悪天候に遭遇し、2度も香港への着陸に失敗した。同便での恐怖体験について一部乗客は振り返っている。
4月29日、最高裁は億万長者の起業家、イーロン・マスク氏の米証券取引委員会(SEC)との合意に対する異議申し立てを却下した。この合意は、法的監視機関がマスク氏のソーシャルメディアへの投稿を審査することを需めるものだ。