米韓演習延期、五輪中の北朝鮮の態度次第=韓国政府高官

[19日 ロイター] – 韓国政府高官は20日、米韓合同軍事演習を延期するかどうかは、来年2月の平昌冬季五輪期間中の北朝鮮の態度次第との見解を明らかにした。

米NBCテレビが19日報じたところによると、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は「韓国と米国が演習を延期する可能性について検討することはできる。こうした提案を米国に既に伝えており、米国側は現在検討している」と述べた。

韓国大統領府の高官は20日、先週行われた文大統領と中国の習近平国家主席の首脳会議でも演習延期について協議したと明らかにした。

一方、米国のティラーソン国務長官は19日、訪問先のオタワで「予定されている定例の軍事演習を変更する」計画は承知していないと述べた。

韓国大統領府の高官は記者団に、北朝鮮は今年、ミサイルと核実験を過去にないペースで実施したと指摘し、新たな挑発行為に出れば「必然的に(米韓の演習に)影響が及ぶ」と述べた。

「(五輪期間中は)北朝鮮は挑発行為を控える必要があるという文大統領の強力なメッセージだ」と説明した。

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