ウクライナ軍の新型ミサイル モスクワを直接攻撃可能か

2026/08/10
更新: 2026/08/10

ロシア・ウクライナ戦争の戦火が続いている。ウクライナ軍は一夜にして、ロシア軍の無人機「シャヘド」174機を撃墜したと発表した。ゼレンスキー大統領は、ウクライナが独自開発した弾道ミサイルが早ければ2〜3か月以内に実戦配備可能となり、モスクワを脅かす可能性があると明らかにした。同時に、最大5万人の北朝鮮兵士がロシアに派遣され、参戦する可能性があると警告した。戦闘が再び激化する恐れがある。

ウクライナ空軍は9日、ウクライナ軍が一夜のうちにロシア軍の無人機「シャヘド」174機と、巡航ミサイル「バンデロール」5発を撃墜したと発表した。

オデーサ州は主要な攻撃目標となり、少なくとも12人が負傷した。オデーサ市の一部地域では停電や断水も発生した。同時に、ロシア軍はハルキウ州も攻撃し、3人が死亡、37人が負傷した。

一方、ロシアのベルゴロド州当局は、ウクライナが無人機による攻撃を行い、5人が死亡、25人が負傷したと非難した。

ロシア国防省は、クリミア半島や黒海、アゾフ海の上空で、150機以上のウクライナ軍無人機を撃墜したと発表した。

8日、ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアに戦争終結を迫ることを目的とした40日間にわたる攻撃作戦について「満足している」と述べた。過去40日間に、ウクライナ軍によるロシアのエネルギーインフラへの攻撃で、少なくとも1兆ルーブル(約2.1兆円)相当の損害を与えたと主張した。

ゼレンスキー氏はまた、ウクライナが開発した弾道ミサイルが2〜3か月以内に実戦能力を獲得する可能性があると明らかにした。このミサイルはモスクワまで到達できるとされ、ロシア軍がモスクワに構築した3重の防空網を突破するウクライナ軍の能力を高める可能性がある。弾道ミサイル「FP7」は現在、ウクライナ国防省による認証を受けており、今月中に完了する見通しだという。

ゼレンスキー氏は「モスクワの状況はより複雑だ。象徴的な意味での首都というわけではない。しかし、われわれは彼らの攻撃に対して反撃している」と述べた。

さらにゼレンスキー氏は、最大5万人の北朝鮮兵士がロシアに配備される可能性があると明らかにし、韓国に対してウクライナの防空体制への支援を呼び掛けた。

これと同時に、米国務省が今月6日に議会へ提出した文書によると、ウクライナはトルコから大量の米国製防衛装備を購入した。この中には、射程約165キロの陸軍戦術ミサイルシステム「ATACMS(エイタ‌クムス)」70基が含まれている。武器の移転は8月下旬に開始される見通しだ。

このほか、M270多連装ロケットシステム(MLRS)12基、クラスター弾2000発以上、砲弾4万7000発も含まれている。

米国務省は、この取引について「米国の安全保障支援の目標に合致する」との見方を示している。