トランプ政権の暴露本、大統領が出版差し止め請求も

[ワシントン 4日 ロイター] – トランプ米大統領が個人で契約している弁護士は4日、コラムニストのマイケル・ウォルフ氏が執筆した政権の暴露本について、ウォルフ氏と出版社に出版差し止めを求めることもあり得ると通告した。また、暴露本に発言が掲載された大統領の元側近スティーブ・バノン氏に対しても法的措置を取る可能性があると警告した。

「炎と怒り」と題された暴露本はトランプ政権の手際の悪さやトランプ氏の無能ぶりを描いており、とりわけ昨年8月の解任まで政権の首席戦略官だったバノン氏のコメントは厳しい言い回しとなっている。

暴露本を出版するヘンリー・ホルト社とウォルフ氏からのコメントは得られていない。ただ同社は、引き合いが非常に強いため発売日を当初予定の9日から5日に繰り上げると発表した。

▶ 続きを読む
関連記事
大谷翔平がタイム誌の表紙を飾った。タイム誌は、大谷を「2025年を象徴する二刀流レジェンド」と位置づけ、表紙に起用した。これは、単なる一流アスリートではなく「時代の顔」として選ばれたことを意味する
台湾立法院は26日、野党・国民党および民衆党が提出した頼清徳総統に対する弾劾案について、来年5月19日に全院委員会での審査および総統本人の招致を行うと決めた。仮に頼清徳総統が弾劾された場合、日本にも大きな影響が出る可能性もある
台湾を訪問している自民党の河野太郎元外相らが26日、頼清徳総統と会談した。河野氏の訪中は11年ぶり。
トランプ米大統領は12月25日、ナイジェリア北西部で活動する過激派組織「イスラム国(ISIS)」を標的とした「強力かつ致命的な攻撃」を実施したと発表。米国防総省の報道官は本紙に対し、今回の攻撃についてナイジェリア政府の承認を得て実施されたものだと語った。
韓国検察は、国の中核となる半導体技術を中国に不正に流出させた疑いで、サムスン電子の元幹部や技術者ら10人を起訴。国家安全保障を揺るがす重大事件として波紋が広がっている