空自の緊急発進、4─12月は147回減 中国機の特異な飛行増える

[東京 19日 ロイター] – 防衛省が19日に発表した航空自衛隊機による2017年4─12月期の緊急発進回数(スクランブル)は、736回と過去最多だった前年同期から147回減少した。中国機向けが大きく減ったたためだが、防衛省が特異な事例として公表した同国機の飛行は前年同期比12件増えた。

4─12月期の中国機に対する緊急発進は395回と、前年同期から249回減少した。12月18日には同国軍の戦闘機が初めて対馬海峡を通過し、東シナ海と日本海を往復。さらに東シナ海から太平洋へ抜ける飛行が何度も確認された。防衛省はこうした特異な飛行を公表しており、この期は23件の事例が該当。前年同期から12件増えた。

一方、ロシア機に対する緊急発進は328回と、前年同期から97回増加した。日本海からオホーツク海を通り、太平洋へ抜ける長距離飛行などが確認された。

このほか、台湾機への緊急発進が3回、その他も10回あった。

 

(久保信博)

関連記事
4月23日、チェコ下院議会で法輪功迫害に関する公聴会が開かれた。プラツニク保健副外相は「法輪功学習者に対する臓 […]
中国共産党(中共)がロシアに供給する半導体などのハイテク製品のサプライチェーンにおいて、香港が重要なリンクになっていることを示す証拠は大量にある。2022年2月24日、ロシアがウクライナへの本格的な軍事侵攻を開始して以来、香港で「ロシア」を社名に含む新規登録企業が急増した。
4月29日、テキサス大学オースティン校にテントを張っていた親パレスチナ派デモ参加者を、警察当局が逮捕し始めた。
米国とフィリピンが、南シナ海で初めて肩を並べて行った共同軍事演習の最中、4月30日に中共の海警船が、同海域でフィリピンの船舶に再度危険な干渉を行(おこな)った。中共は以前から、南シナ海でフィリピンの船舶に対して干渉を繰り返し、国際社会から批判を受けている。
今年11月に迫る米大統領選で勝利した場合、トランプ氏は数百万人の不法移民の強制送還や中国製品の関税強化、議会議事堂事件で起訴された人々の恩赦を行うと米誌タイムのインタビューで語った。