米FBI副長官が辞任、トランプ大統領からの批判受け

[ワシントン 29日 ロイター] – 米連邦捜査局(FBI)のマケイブ副長官が辞任したと、関係筋が29日明らかにした。同氏を巡っては、2016年米大統領選で民主党候補だったヒラリー・クリントン氏寄りとして、トランプ米大統領が批判していた。

関係筋によると、マケイブ氏はすでに予定されていた3月の退職まで、休暇を取る見通し。

ホワイトハウスのサンダース報道官はマケイブ氏辞任に関する記者団からの質問に対し「トランプ大統領は辞任決定の過程に関与していない」と応じた。

FBIはコメントを差し控えている。

マケイブ氏は昨年、コミー元FBI長官がトランプ大統領に突然解任された後、FBI長官代行を務めた。

ヒラリー・クリントン氏の個人メール問題の捜査にも関わっていたが、マケイブ氏の妻がバージニア州上院議会選に出馬した際、クリントン夫妻と親しいとされていた当時のバージニア州知事から政治献金を受け取っていたこともあり、共和党からは批判の声が上がっていた。

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