イタリア中部の銃撃でアフリカ出身者6人負傷、男を拘束

[ローマ 3日 ロイター] – イタリア中部マチェラータで3日、イタリア人の男が車の窓からアフリカ出身の移民を銃撃し、6人が負傷する事件が起きた。銃撃した28歳の男は地元警察に拘束された。警察は、人種差別的な犯行との見方を示した。

警察によると、男はマチェラータ市内で車を乗り回し、複数の場所で移民を狙って発砲した。逮捕されたとき、イタリア国旗を肩にかけていたという。

男は中道左派の与党・民主党(PD)の事務所にも発砲したが、負傷者は出なかった。

PDによると、男は昨年の地方選挙で右派・北部同盟から立候補したが、票は得られなかったという。

北部同盟は反移民政策を掲げており、ベルルスコーニ元首相率いる野党フォルツァ・イタリアを中心とした中道右派連合の一角を占める。3月4日の総選挙を前に、世論調査では同連合が支持率でリードしている。

 

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