英国、汚職政治家などの資産取り締まりへ=タイムズ紙

[ロンドン 3日 ロイター] – 英国は、海外犯罪者や汚職政治家の資産差し押さえに向け、新たな権力を行使する。英紙タイムズが3日、ウォレス保安担当相の発言として伝えた。

ロンドンにはロシアや中国、中東から多額の投資資金が流入しているが、一部資金の出どころに関し疑問の声が浮上。英国でどれほどの額が資金洗浄されているのかは不明だが、国家犯罪対策庁(NCA)の試算によると、かなり低く見積もったとしても360億─900億ポンド(508億3000万─1270億8000万ドル)に上るという。

保安担当相はタイムズ紙に対し、政府は権力を使って不明資産を凍結させるほか、個人が5万ポンド(7万ドル)以上で買収した資産について説明できなければ同資産を回収するという。

関連記事
全世界の若者から絶大な人気を博しているショートビデオ共有アプリTikTok。しかしアメリカでは最近、バイデン大統領がTikTokに関する新法に署名した。
中国共産党はWHOを代理人とし、米国に対する「ハサミ戦略」を始めるだろう。新たに進められているパンデミック条約がその引き金となる。
韓国最大の太陽光発電メーカーであるハンファ・ソリューションズ傘下のQcellsは中国江蘇省啓東市にある工場を6月30日に永久閉鎖する。
中国共産党の国家安全部が主導する研究機関は、AI技術とビッグデータを利用してカナダの華人議員の個人情報を密かに収集している。
米イエレン財務長官の最近の訪中は、新たな貿易戦争の予兆であるとする見方がある。イエレン氏は中国当局に対し、ダン […]