米副大統領が日韓歴訪に出発、五輪会場で北朝鮮側と面会予定せず

[ワシントン 5日 ロイター] – ペンス米副大統領は5日、日本と韓国の歴訪に出発した。6日の日本到着に先立って、アラスカで弾道ミサイル防衛システムに関して米軍幹部と会合を開く。

日本では安倍晋三首相と会談するほか、米軍横田基地を訪れる。8日に離日し、韓国では同国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と会談する予定だ。

ペンス氏はまた、米代表団のトップとして韓国・平昌冬季五輪開会式に出席する。開会式には、北朝鮮で1年5カ月間拘束され、脳への酸素・血液不足で2017年6月に死亡した米国人大学生オットー・ワームビア氏の父親であるフレッド・ワームビア氏が同行するという。

ホワイトハウス当局者はペンス氏がフレッド・ワームビア氏を伴うことについて「北朝鮮で起きる残虐行為を世界に再認識させるため」としている。

五輪会場での北朝鮮側との面会は予定されておらず、ホワイトハウス当局者は「ペンス副大統領が北朝鮮側との面会を求めることは確実にない」としている。

関連記事
4月29日、テキサス大学オースティン校にテントを張っていた親パレスチナ派デモ参加者を、警察当局が逮捕し始めた。
米国とフィリピンが、南シナ海で初めて肩を並べて行った共同軍事演習の最中、4月30日に中共の海警船が、同海域でフィリピンの船舶に再度危険な干渉を行(おこな)った。中共は以前から、南シナ海でフィリピンの船舶に対して干渉を繰り返し、国際社会から批判を受けている。
今年11月に迫る米大統領選で勝利した場合、トランプ氏は数百万人の不法移民の強制送還や中国製品の関税強化、議会議事堂事件で起訴された人々の恩赦を行うと米誌タイムのインタビューで語った。
米国連邦大法院で、ドナルド・トランプ前大統領に対して一定レベルの免責特権は適用可能かもしれないという前向きな解釈が出た。これは、任期中に適用された容疑に関して「絶対的な免責特権」を要求していたトランプ側の主張に対して懐疑的だった従来の立場から少し緩和されたものだ。
北米全土の大学生の間で、ハマスへの支持とパレスチナ人の幸福への懸念が急激に高まっている。ほとんどの学生にとって、それは地球の裏側にいる人々と密接なつながりがあるからではない。学業をなげうってまで過激主義に傾倒するのはなぜだろうか。