ニュージーランド、TPP最終協定文の21日発表を要請

[ウェリントン 19日 ロイター] – ニュージーランド(NZ)のアーダーン首相は19日、環太平洋連携協定(TPP)の最終的な条文が21日に発表されるよう強く要請していると明らかにした。NZ政府は21日にTPPに対する評価を発表する見通し。

TPP参加11カ国は、米国の離脱を受けて修正する「包括的および先進的環太平洋連携協定(CPTPP)」を進めることで合意している。

アーダーン首相は記者団に対し、翻訳の関係で最終的な条文がまだ発表されておらず、NZ政府が不満を感じていると述べた。「文言に関する透明性を維持したいことから、全ての関係国に合意するよう求めている」とした。

また、CPTPPを巡る国内への影響に関する発表を21日に行う意向とし、それと同時に条文が発表されることを強く望むと表明した。

新協定は3月にチリで署名される予定。

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