ティラーソン国務長官の更迭は「米政府の問題」=国防長官

[ワシントン 15日 ロイター] – マティス米国防長官は15日、今週国外で行った協議において、ティラーソン国務長官の更迭に関する話題は出なかったとし、同件に関して大部分が「米政府の問題」であるとの認識を示した。

マティス氏は、ティラーソン氏の更迭発表があった13日以降、バーレーンやアフガニスタンを訪れ、バーレーン首脳陣や北大西洋条約機構(NATO)のアフガニスタン特使らと会合していた。マティス氏が更迭発表後に公的に発言するの初めて。

マティス氏によれば、同盟国は米国との関係性が一個人との関係性より深いことを理解しているという。

ロイターは、トランプ米大統領がティラーソン氏を更迭したのは、北朝鮮の核問題への対応を巡る意見の相違が主な要因だったと報じた。トランプ氏は後任にポンペオ中央情報局(CIA)長官を充てるとしている。[nL3N1QX2AZ]

マティス氏はティラーソン氏との親密な関係にあり、1月には朝食を毎週共にし、一日に2─3度の意見交換を行うなど頻繁に連絡を取っていることを明かしていた。

一方、マティス氏がポンペオ氏と強固な関係を築けるかどうかは不透明。

マティス氏はティラーソン氏の更迭をいつ聞いたのかについてコメントを控えた。

関連記事
ウクライナ保安庁(SBU)は7日、ゼレンスキー大統領と複数の高官を対象としたロシアの暗殺計画に関与したとして、国家反逆などの容疑でウクライナ国家警備局の大佐2人を拘束したと発表した。
中華民国の新政権就任式に向け、台湾日本関係協会の陳志任副秘書長は7日、外交部の定例記者会見で、20日に行われる頼清徳次期総統の就任式に、現時点では各党・会派から37名の日本国会議員が37人が出席する予定だと発表した。過去最多の人数について「日本側は新政権をとても重視している」と歓迎の意を示した。
5月6日、米国ホワイトハウスは、ロシアによる法輪功学習者の逮捕に対して、再び声を上げ、中共とロシアの関係の強化に懸念を表明した。 中国での法輪功学習者に対する迫害は、生きたままの臓器収奪を含めてすでに有名だが、先週、ロシア警察が突然4名の法輪功学習者を逮捕し、その中の46歳のナタリア・ミネンコワさんが2ヶ月間の拘留を受けたことが判明した。
ゴールデンウィーク中に外国人労働者の受け入れ拡大に向けた法改正の審議が進む。識者は「実質移民解禁ではないか」と危惧する。こうしたなか、いわゆる移民政策推進に一石を投じるオンライン署名が行われている。半年間で7500筆もの署名を集め、コメントも2300件を上回る。
現在、法廷はトランプ前大統領に対し、4月15日にニューヨークで始まった刑事裁判について沈黙しろと命じた。これに対して一部の弁護士は、この命令が違憲であり、言論の自由の侵害であるとしている。