中国の反腐敗新機関、中央規律検査委の副書記がトップに

[北京 18日 ロイター] – 中国の全国人民代表大会(全人代=国会)は18日に全体会議を開き、新設が決まった汚職摘発機関「国家監察委員会」のトップに共産党中央規律検査委員会の楊暁渡副書記を選出した。

監察委は、公務員や、国が支援する教育・医療などの機関および企業の管理職を対象に汚職を摘発する。

楊暁渡氏は、2001─14年に上海で勤務。習近平国家主席は2007年に短期間、上海市の党委員会書記の座にあった。

中規委は、監察委と共に引き続き汚職摘発を担う。中規委の趙楽際書記は現職にとどまる。

全体会議はまた、李克強首相を再選した。反対票は2票だった。

最高人民法院(最高裁)院長には周強氏を再選した。

最高人民検察院(最高検)検察長には、張軍司法相が選出された。

関連記事
世界最大の仮想通貨取引所バイナンスの創業者で元最高経営責任者(CEO)の趙長鹏被告(47)に対し、米検察当局は23日、マネーロンダリング(資金洗浄)の罪で禁錮3年の実刑判決を求刑した。赵被告は昨年11月、反マネロン法違反の罪状を認めており、30日にワシントン州シアトルの連邦地裁で量刑が言い渡される。
全世界の若者から絶大な人気を博しているショートビデオ共有アプリTikTok。しかしアメリカでは最近、バイデン大統領がTikTokに関する新法に署名した。
中国共産党はWHOを代理人とし、米国に対する「ハサミ戦略」を始めるだろう。新たに進められているパンデミック条約がその引き金となる。
韓国最大の太陽光発電メーカーであるハンファ・ソリューションズ傘下のQcellsは中国江蘇省啓東市にある工場を6月30日に永久閉鎖する。
中国共産党の国家安全部が主導する研究機関は、AI技術とビッグデータを利用してカナダの華人議員の個人情報を密かに収集している。