ペルー大統領、辞任表明 汚職疑惑で罷免決議の前日に

[リマ 21日 ロイター] – ペルーのクチンスキ大統領は21日、辞任する意向を表明した。同氏を巡っては、汚職疑惑で22日に2回目の罷免決議案の採決が予定されていた。

同氏はビデオ演説で「国にとって、私が辞任することが最良だ」と述べ、憲法に基づき秩序だった権力の移行を約束すると説明した。

クチンスキ氏を巡っては、昨年12月、汚職疑惑で罷免決議案が提出されたが、否決された。

野党「フエルサ・ポプラル」は20日、隠し撮りされたビデオを公開。そこには、クチンスキ氏の罷免決議案の採決を控え、同氏の陣営が議員に対して造反と引き換えに公共工事を約束する様子が映っている。

クチンスキ氏は、疑惑を否定している。

議会が辞任受け入れを拒否し、同氏が罷免された場合でも、ビスカラ第1副大統領が昇格する見通し。

関連記事
5月27日、世界保健機関(WHO)は年次世界保健総会(WHA)を開催する。アントニー・ブリンケン米国務長官は5月1日(水)、台湾にオブザーバーとして会議に参加するよう強く求めた。
4月23日、チェコ下院議会で法輪功迫害に関する公聴会が開かれた。プラツニク保健副外相は「法輪功学習者に対する臓器収奪は我が国だけでなく、世界中の議会で非難されている。到底容認できない行為だ」と強く述べた。
中国共産党(中共)がロシアに供給する半導体などのハイテク製品のサプライチェーンにおいて、香港が重要なリンクになっていることを示す証拠は大量にある。2022年2月24日、ロシアがウクライナへの本格的な軍事侵攻を開始して以来、香港で「ロシア」を社名に含む新規登録企業が急増した。
4月29日、テキサス大学オースティン校にテントを張っていた親パレスチナ派デモ参加者を、警察当局が逮捕し始めた。
米国とフィリピンが、南シナ海で初めて肩を並べて行った共同軍事演習の最中、4月30日に中共の海警船が、同海域でフィリピンの船舶に再度危険な干渉を行(おこな)った。中共は以前から、南シナ海でフィリピンの船舶に対して干渉を繰り返し、国際社会から批判を受けている。