珍事

中国国際航空の飛行機、先頭に1メートルの穴 鳥が衝突か

23日午後、天津発香港行きの中国国際航空CA103は、先頭部分に約1メートル幅の穴が空いているのが、到着地である香港の空港で確認された。香港の蘋果日報によると、穴の周囲に血痕や肉片らしきものがついているため、鳥が衝突したもようと伝えた。同機の乗員乗客らにケガ人は出ていない。

同紙によると、CA103は香港の空港に午後1時半ごろ到着したが、航空会社は安全のために地上関係者に確認の協力を要請したという。

台湾の自由時報が報じた専門家の話によると、穴が空いた先頭箇所は「レドーム」と呼ばれるアンテナを保護する覆い。レーダーの妨げにならないように、大抵アルミや鋼などではなく、非金属の複合材でできている。

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中国のネットユーザは、鳥の衝突で飛行機に穴が空いたとして、驚きと恐怖の声が上がった。「もし小さな鳥がぶつかっただけで大きな飛行機が墜落したら…怖いなあ」「飛行機はこんなに脆いものなのか」

中国国際航空は、この飛行機の欠損事故について、まだコメントを出していない。

飛行中の飛行機に鳥が衝突し、機体が損傷するアクシデントはしばしば起きている。2017年11月、メキシコ・シティ発マイアミ行きのアメリカン航空1498は、到着地で、大型の鳥が衝突し、機体の前部が損壊した。鳥は死んたが、飛行機に突き刺さったままだった。鳥の種類は明らかになっていない。

着陸したアメリカン航空の飛行機には、大型の鳥が突き刺さったままだった。2017年11月15日撮影(インスタグラム@planespottermia)

同年10月27日、ニュージーランドのデルタ航空でも、鳥の衝突とみられる機体の損傷が起きている。乗客だったプロバスケ選手アンソニー・アダムスさんは「いったい空で何があったんだ?原因は?」と、凹んだ飛行機の先端部分が映る写真を掲載し、話題となった。デルタ航空広報担当は、鳥の衝突によるものとし、乗客らにケガはなかったと発表した。

(編集・佐渡道世)