パナマ、ベネズエラ大統領を資金洗浄リスク高いリストに掲載

[パナマ市 30日 ロイター] – パナマ経済財務省が29日遅くに発表した資金洗浄・テロ資金供与の「リスクが高い」とされるリストに、マドゥロ大統領ら50人以上のベネズエラの関係者が掲載された。

ベネズエラの与党ナンバー2、ディオスダド・カベリョ氏に加え、タレク・サーブ検事総長や全国選挙評議会(選挙管理委員会)のティビサイ・ルセナ議長もリスト入りしたほか、ベネズエラ国内の16企業も名を連ねた。

マドゥロ政権は汚職対策について繰り返し明言しており、汚職に関する逮捕も行ってきたが、同政権は依然として財政的な不正行為に見舞われているとの批判の声が出ている。

パナマ経済財務省の発表によれば、同国内の金融・非金融機関に対し、リストに掲載された人物・企業に関連するあらゆる取引においてリスクを回避するよう一段と取り組むことを求めている。

マドゥロ政府に対しコメントを求めたが、現時点で返答はない。

関連記事
中国共産党はWHOを代理人とし、米国に対する「ハサミ戦略」を始めるだろう。新たに進められているパンデミック条約がその引き金となる。
韓国最大の太陽光発電メーカーであるハンファ・ソリューションズ傘下のQcellsは中国江蘇省啓東市にある工場を6月30日に永久閉鎖する。
中国共産党の国家安全部が主導する研究機関は、AI技術とビッグデータを利用してカナダの華人議員の個人情報を密かに収集している。
米イエレン財務長官の最近の訪中は、新たな貿易戦争の予兆であるとする見方がある。イエレン氏は中国当局に対し、ダン […]
全世界の軍事費支出が9年連続で増加し、過去最高値を再び更新したことが明らかになった。スウェーデンに本部を置くシンクタンク「ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)」が22日(現地時間)に公開した報告書によると、昨年の全世界の軍事費支出規模は約2兆4400億ドル(約772兆円)に達すると集計された。