OPCW、神経剤襲撃事件巡りロシア提案の合同調査を否決
[ハーグ 4日 ロイター] – 3月に英国で元ロシア情報機関員らが神経剤で襲撃された事件を巡り、オランダ・ハーグにある化学兵器禁止機関(OPCW)は4日、ロシアが提案した同国も含めた合同調査の可否について採決を実施、反対15、賛成6で否決された。
OPCWはロシアの要請で執行理事会を臨時開催。3月4日に英南部ソールズベリーで起きた事件では、セルゲイ・スクリパリ氏とその娘が軍事級の神経剤で襲撃された。英国はロシアが関与したと断定し、多数のロシア外交官の国外追放を決定。米国など同盟各国も追随した。ロシアは関与を否定し、対抗措置として英外交官の追放を発表している。
執行理事会でロシアは、英国の要請を受けてOPCWが行っている独立調査に加われなかったことを理由に、新たな合同調査を提案。これについて英国は、責任逃れを狙った「邪悪な」試みでロシアによる情報隠匿の一環だと非難した。
関連記事
中共が臓器移植を「国家事業」として拡大するため、病院の大量増設、移植センターの巨大化、軍関係者を含む専門チームの投入、病床数と回転率の極限まで引き上げといった手段を組織的に講じてきた
中共軍東部戦区は29日、台湾海峡周辺で実弾射撃を伴う軍事演習を実施した。これに対し、台湾総統府は「台湾海峡とインド太平洋地域で保たれてきた安全と安定の現状を力ずくで破壊するものだ」として強く反発
トランプ氏とゼレンスキー氏がマー・ア・ラゴで会談し、20項目の和平案を協議した。安全保障やドンバス地域の帰属など難題は残るが、トランプ氏は交渉が最終段階にあると強調。終結への期待が高まっている
イタリア当局は、人道支援の名目で集めた寄付金の7割以上をテロ組織ハマスへ流用したとして、慈善団体関係者ら9人を逮捕。メローニ首相はテロ資金源の解体を高く評価した
大谷翔平がタイム誌の表紙を飾った。タイム誌は、大谷を「2025年を象徴する二刀流レジェンド」と位置づけ、表紙に起用した。これは、単なる一流アスリートではなく「時代の顔」として選ばれたことを意味する