国会混乱で重要法案不成立、あってはならない=岸田自民政調会長

[東京 12日 ロイター] – 自民党の岸田文雄政調会長は12日正午に開かれた岸田派の会合であいさつし「国会の混乱に乗じて、働き方改革法案をはじめ重要法案が成立しないことがあってはならない」と強調した。森友・加計・日報問題などを念頭に「信頼回復にしっかり努めながらも、政治として結果を出し、全体で政治の信頼を回復し、結果につなげて行かなければいけない」と述べ、行政への懸念払拭と政策遂行を同時並行で進める必要性を示した。

岸田会長は冒頭に「国会では次から次へと様々な問題が指摘されており、年明けから考えると、数えるだけでも時間がかかってしまう」と表現。「結果として行政の信頼、そして政治の信頼が問われる事態になっており、深刻に受け止めないといけない」と危機感を表した。

また、同日午前に韓国の李洙勳(イ・スフン)駐日大使と会談し「今年は小渕(恵三)総理と金大中大統領が結んだ日韓パートナーシップ宣言から20周年の節目の年にあたり、ぜひ日韓関係を前進させて行きたい」と述べたことも明らかにした。

在韓日本総領事館前に徴用工像を建設する動きなどについて「受け入れることができない」と要請したという。

(竹本能文 編集:田巻一彦)

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