ベネズエラに対するさらなる行動必要、ペンス米副大統領が強調

[リマ 14日 ロイター] – ペンス米副大統領は14日、ペルーの首都リマで開かれた米州首脳会議で演説し、ベネズエラのマドゥロ大統領を孤立させるためにさらなる行動が必要だと強調した。

米国は、独裁化を強めるマドゥロ政権に対して政治犯の釈放や自由選挙を要請する「リマ・グループ」の声明を今回初めて支持した。リマ・グループは、ベネズエラの政局混迷を平和的に解決するために昨年設立された。

ペンス米副大統領は「ここに集まった全ての自由国家は、マドゥロ政権を孤立させるためにさらなる行動を取る必要がある」と強調した。

一方、今回の米州首脳会議では、米英仏3カ国によるシリアへの攻撃について賛否の意見が相次いだ。

カナダのトルドー首相は、シリア攻撃を支持する考えを示した。一方で、ブラジル、アルゼンチン、ペルーなど一部の中南米諸国は、軍事行動がさらに拡大することへの懸念を示した。

ブラジルのテメル大統領は、シリアで軍事闘争がさらに激化することを懸念しているとし、国際法に基づく恒久的な解決が必要だとの認識を示した。

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