米民主議員がポンペオ氏の国務長官指名支持、承認の公算高まる

[ワシントン 19日 ロイター] – 米民主党のハイディ・ハイトカンプ上院議員は19日、国務長官に指名されているポンペオ中央情報局(CIA)長官の承認採決で賛成票を投じる考えを表明した。議会で同人事が承認される公算が大きくなった。

上院の民主議員でポンペオ氏の指名に支持を表明したのはハイトカンプ氏が初めて。同氏は声明で「ポンペオ氏は指名手続きと3月のわれわれの会合を通じて、国務省の外交官に対し、国益向上に向けて職務を遂行できるよう裁量を持たせる立場を示した」と支持の理由を説明した。

ハイトカンプ議員はトランプ大統領が2016年の選挙で勝利したノースダコタ州選出で、今年の中間選挙で改選対象となっている。

共和党は上院(定数100)でかろうじて半数を上回る51議席を握るが、ランド・ポール議員は既に、ポンペオ氏の国務長官への指名に反対する意向を示しており、ジョン・マケイン議員は病気のため採決を欠席する見通し。このため、上院本会議で承認されるには、民主党議員から少なくとも1人が賛成に回る必要がある。

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