第1四半期の豪CPIは依然軟調、利上げ当面ないとの見方強まる

[シドニー 24日 ロイター] – オーストラリア連邦統計局が発表した第1・四半期の消費者物価指数(CPI)統計では、インフレ率が豪準備銀行(中央銀行)の目標を依然下回る状況が示された。利上げは当面ないとの見方が一段と強まった。

総合指数に相当するオールグループは前期比0.4%上昇。伸び率は市場予想の0.5%を下回った。

前年比では1.9%上昇。伸び率は市場予想(2.0%)を下回った。

豪中銀が基調インフレ率として重視するトリム平均値は前年比1.9%上昇で、伸び率は予想(1.8%)をやや上回った。基調インフレ率は中銀の長期目標レンジ(2─3%)を9四半期連続で下回ったことになり、過去最長を記録した。

前期比では0.5%上昇し、予想と一致した。

雇用拡大にもかかわらず賃金の伸びが過去最低水準に鈍化したことがCPIの主な押し下げ要因。

豪中銀は2016年半ば以降、政策金利を過去最低の1.5%に据え置いており、当面は利上げを急ぐ必要はないとみている。

第1・四半期は教育関連、ガス、野菜、ヘルスケア、医薬品の価格が上昇した一方、休暇旅行、ハイテク機器、家具、衣料品の価格が特に下落した。

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