海外メディアは、法輪功学習者と朱首相の間の対応に、大変驚いた。そして中共政権以来初の官民の間の平和な対話として、法輪功学習者の「平和と理性」や、政府の「開明」を賞賛した(明慧ネット)

なぜ法輪功は迫害されたのか 4.25陳情をふり返る

1999年4月25日、中国、北京の中南海で中国の社会を揺さぶる出来事が起きた。一万人を上回る法輪功の愛好者が中南海にある府右街陳情オフィスを訪れ、集団陳情を行った「4.25中南海陳情事件」である。事態は朱鎔基首相(当時)が自ら愛好者の代表と会見し、平和的に解決されたかにみえた。しかしその3カ月後、当時の国家首席江沢民は「法輪功迫害」を断行し、その迫害は今なお続いている。

中国の伝統修煉法である法輪功は、1992年5月、李洪志氏により創始された。当時、中国社会では既に気功ブームが起きており、国民が気功で身体を鍛えることはごく一般的であった。多くの気功法の中でも法輪功は動作も容易で学びやすく、心身の健康へ効果も良いことから、国民の圧倒的な支持を獲得し、一般庶民から政府高官や軍の関係者も含めて、学ぶ人が爆発的に増えた。

中国各部委(日本の省に当たる)の中にも法輪功を勉強する人があらわれ、法輪功の著書を読んだことのある政治局員は高層幹部にまで及び、江沢民氏を含めて当時の中央政治局の委員7人とその夫人も、法輪功を勉強したことがあったと言われている。

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 今から17年前の1999年4月25日、一万人を超える法輪功学習者が国務院弁公庁信訪局に集い、法輪功の合法的な修練活動を認めるよう大規模な陳情を行った。この間に彼らが示した平和的かつ合理的な様子は世界中を驚かせ、各国のメディアから大きな関心を寄せられることとなった。大紀元が近日この「4.25陳情」について、多数の著名中国人を取材した。
中国当局からの弾圧を受ける気功グループ、法輪功の愛好者たちは15日、1999年4月25日、多くの愛好者が北京にある中国政治中枢の「中南海」で行った陳情活動を記念するため、香港の繁華街で集会とデモ行進を行った。