米大統領、150億ドルの歳出削減提案 児童医療保険など対象

[ワシントン 7日 ロイター] – トランプ米大統領は8日、現行予算について150億ドルの歳出削減を議会に提案する見通しで、野党民主党が支持する低所得世帯向け児童医療保険プログラム(CHIP)関連支出約70億ドルも削減対象となる。政権幹部が7日、明らかにした。

共和党は数週間前、600億ドル規模の削減を目指す考えを示していたが、現行予算を巡る与野党対立の再燃を警戒する見方が政権や共和保守派の間で強まっていた。

政権幹部らは記者団との電話会見で、トランプ大統領の削減案は未執行の予算項目が対象になっていると説明。2月に議会で可決された今後2年間の歳出上限引き上げを定めた予算法への影響はないという。

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