シンクロニシティ

亡くなった家族からの言葉? ラジオから聞こえてきたのは…

死者からのメッセージを感じるような不思議な体験を、人々は「虫の知らせ」や「偶然の一致」などと表現してきました。身近な人を亡くした人にとっては、異世界と繋がる瞬間を切に願うこともあるでしょう。天に召された人は、遠くからあなたを見守っているのかもしれません。

米アリゾナ州に在住するクリスタル・シルバさん(Kristal Silva)が姉のクリスティーさん(Kristieを亡くしたのは8年前。彼女は14歳、姉のクリスティーさんが22歳のときでした。幼い頃から腎不全を患っていたクリスティーさんはある日、クリスタルさんの目前で崩れ落ちました。

「お願い、死なせないで…」

息苦しそうにあえぎながら、姉がつぶやいた最後の言葉。それ以降、その言葉が耳から離れず、思い出しては泣いていたクリスタルさん。姉を心から慕っていた彼女にとって、それは胸の苦しくなるような記憶でした。

(Twitter/Kristal Silva)

8年後、成長したクリスタルさんは、それまで暮らしていた母の元を離れ、父が住むアリゾナに移住しました。生まれ故郷のアリゾナは、姉との思い出がいっぱい詰まった場所。姉が通った病院や、一緒に遊んだ公園を通る時、ふと姉を思い出して気持ちが辛くなる日々でした。

 

ある日、車のラジオから明るい曲が流れてきました。

「ヘイ、クリスティーが、こんにちはと言ってるよ!(HEY KRISTIE SAYS HELLO!)」

 

何度も続くコーラス。驚いた彼女は急いで手元にあったスマホで歌を録音し、家に着いてから父や兄弟にも聴かせました。愛する人が思ってもみない形でコンタクトしてきたのでしょうか。

「姉が亡くなったのは22歳の時。今、私はその年齢になりましたので、姉が素晴らしいサインを送ってくれたのでしょう。これは完全な奇跡で、偶然ではないと思っています」と話すクリスタルさん。

彼女が歌をツイッターにアップすると、たちまち話題になりました。ラジオのDJによると、その時に流したのは「Chris Villa」という、彼がリミックスした曲だったそう。でも、クリスタルさんは、姉からの大切なメッセージが届いたと思っています。

(翻訳編集・郭丹丹)