原油先物は反発、米中貿易問題が上値抑える

[東京 2日 ロイター] – アジア時間の原油先物は反発した。最近2日間、米国の原油在庫が予想に反して増えたことや、米中の貿易問題に対する懸念で、先物は下落していた。

0055GMT(日本時間午前9時55分)時点で、北海ブレント先物<LCOc1>は25セント(0.4%)高の1バレル=72.64ドル。前日は2.5%下落していた。

米WTI原油先物<CLc1>は26セント(0.4%)高の67.92ドル。前日は1.6%下落した。

米エネルギー情報局(EIA)が1日発表した週間在庫統計で、国内原油在庫<USOILC=ECI>は380万バレル増加。ロイターのまとめたアナリスト予想は280万バレルの減少だった。

ただ、ガソリン在庫<USOILG=ECI>は250万バレル減少。原油受け渡し拠点であるオクラホマ州クッシングの原油在庫は130万バレル減少した。

他方で、米中の貿易問題が原油価格の上値を抑えている。トランプ米政権は1日、2000億ドル相当の中国製品に課す関税について、税率を当初発表の10%から25%に引き上げることを提案していると明らかにした。[nL4N1US6K3]

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