米大統領、金正恩氏と書簡やり取り 次回会談の計画ない=ホワイトハウス

[ワシントン 2日 ロイター] – 米ホワイトハウスは、トランプ大統領が1日に北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長から書簡を受け取ったことを明らかにした。

サンダース報道官はトランプ大統領は1日に金委員長の書簡を受け取り、すでに返信したことを明らかにした。トランプ大統領の返信はまもなく金委員長の元に届くとしている。

ただ書簡の内容については明らかにせず、「双方の首脳による継続中のやりとりはシンガポール会談に関する経過観察や米朝共同声明における確約の前進を目的としている」とし、「両首脳は完全な非核化に向けた取り組みを継続する」と述べるにとどめた。

トランプ大統領と金委員長は6月にシンガポールで開催した首脳会談で、朝鮮半島の完全な非核化を目指すことで合意。ただ、その後何ら目立った進展は見られない。

トランプ氏はこの日ツイッターへの投稿で、金氏の書簡について言及。さらに、朝鮮戦争で死亡した米兵の遺骨返還について謝意を表明し、「近く再会できることを楽しみにしている!」と述べたが、第2回目の首脳会談は現時点で予定されていない。

サンダース報道官も「現時点で(金委員長との)2回目の会談は最終決定されていない。われわれは可能性にはオープンだが、会談は計画されていない」と述べた。

トランプ大統領は今週、遊説先のフロリダ州で、米朝首脳会談で交わした合意は「良い結果に結びつくだろう」と楽観的な見方を表明。「実験も、ロケット打ち上げもない。しかし、今後の行方を見守ろう」と語った。

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